チョコレートで頭痛がひどくなるのはなぜ?何が原因?

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チョコレートには『幸せな気分』になるというイメージがあります。

でも、なかには、

「健康のため高カカオチョコを食べていたら頭痛が起きた」

「チョコレートを食べたら頭痛がひどくなった」

という方がいらっしゃいます。

そこで、チョコレート と 頭痛 の関係について調査してみました。

 

結論は、

  • チョコレートは、片頭痛を悪化させる
  • チョコレートは、緊張性頭痛をやわらげる

 

日本人に多い頭痛の種類と、頭痛に影響を与えるチョコレートの成分について見ていきましょう。

チョコレートは片頭痛を悪化させる

 

日本人の3人に1人は頭痛もちと言われています。

頭痛の中でも、一番身近なのは、『片頭痛』と『緊張性頭痛』です。

 

この2つの頭痛の特徴を見ていきましょう。

*ご自身がどちらの頭痛かわかっている方は赤字太字のところだけサラッと見てくださいね

脳の血管が急激に拡がって起こる片頭痛

何らかの原因で、脳の血管が急激に拡がって起こります

脳の血管が拡がると、神経を刺激し、刺激により発生する炎症物質がさらに血管を拡げて神経を刺激し片頭痛を起こします。

症状としては

  • こめかみから目のあたりがズキンズキンと心臓の動きに合わせるように痛む
  • 通常片側だけ痛むので片頭痛というが、両側ともに痛む場合もある
  • 日常生活に支障をきたすほどの痛みで動けなくなることもある
  • 身体を動かし、頭の位置を変えるだけでも痛む
  • 目の前がチカチカすることがある
  • 頭痛以外に吐き気や嘔吐、下痢などの症状みられる
  • 光・音・匂い・気圧や温度の変化に敏感になる
  • 痛みが2~3日続く
  • 1ヶ月に1、2度、多い人で週に1度など周期的に痛む

などの症状が見られます。

 

また、ストレスから解放されたときに血管が拡がることがあることから、週末などに起こりやすい傾向があります。

 

頭痛が起こる引き金としては、寝すぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、空腹、疲労、光や音の強い刺激などが挙げられます。

 

筋肉の緊張で血流が悪くなり起こる緊張性頭痛

頭の横にある筋肉や、肩・首の筋肉が緊張することで起こります

筋肉の緊張で血流が悪くなり、筋肉に老廃物がたまって、その周囲の神経が刺激されて起こる痛みです。

症状としては

  • 後頭部から首筋を中心に、頭全体をハチマキでギュッと締め付けられたような痛みがある
  • 午後から夕方にかけて起こることが多い
  • 目がショボショボしてきたり、だるい感じが出てくるとともに起こることが多い
  • 片頭痛のように吐き気などを伴うことはない
  • 日常生活に支障をきたすほどの痛みではない
  • 痛みは数時間で治まることが多い
  • 数カ月続いて慢性化することもある
  • 入浴で温まったり、少量のアルコールで痛みがやわらぐ

などの症状が見られます。

 

また、原因は、ストレスであることが多く、デスクワーク、車の運転などで同じ姿勢を長時間とりつづける人や、運動不足の人に多い傾向があります。

 

うつが原因となる場合もあり、同時に片頭痛をも起こす人もいます。

片頭痛と緊張性頭痛では原因が真逆

頭痛に影響を与えるチョコレートの成分は3種類

頭痛の原因は、血流や血管にあることが分かりました。

ここでは、チョコレートの血流や血管に影響を及ぼす成分

  • カカオポリフェノール
  • テオブロミン
  • カフェイン

について見ていきます。

チョコレートに含まれるカカオポリフェノール

高カカオチョコレートの健康成分であるカカオに含まれるポリフェノール類です。

ポリフェノールは植物に存在する苦み成分・色素成分で抗酸化力が強く、活性酸素などの有害な成分を無害化する働きがあります。

 

カカオポリフェノールには

血圧を下げる

  • 血管を拡げる
  • 血管に炎症がある場合には、炎症をしずめる

動脈硬化を予防する

  • 悪玉コレステロールの酸化を抑え、血管をしなやかにする

美肌に

  • 抗酸化作用が、シミやそばかすの原因となる紫外線でできた活性酸素を除去する

アレルギーの改善

  • アレルギーのもととなる物質(抗体)が作られ過ぎるのを抑える
  • 実際に鼻水やくしゃみを引き起こす物質(ヒスタミン)が体内に放出されるのを抑える

などがあります。

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チョコレートに含まれるテオブロミン

テオブロミンとは、チョコの原料であるカカオやお茶などに含まれるアルカロイドの一種です。

*アルカロイドは、アルカリ性を示す天然の有機化合物

カフェインと同じような分子構造をしている仲間です。

 

近年、体内での働きに着目され、血管拡張剤中枢神経刺激薬利尿剤として用いられています。

 

テオブロミンには

  • 大脳皮質を刺激して、集中力・記憶力・思考力を高めてやる気スイッチを入れる働き
  • 興奮作用はカフェインよりもマイルドで自律神経を調整する作用

があります。

 

チョコレートに含まれるカフェイン

テオブロミン同様、アルカロイドの一種です。

テオブロミンとは仲間同士の物質です。

 

カフェインについてはよくご存じだと思います。

興奮作用があって、最も一般的な精神刺激薬として知られていますね。

中枢神経を刺激して疲労を緩和したり、眠気を抑えたりします。

脳血管に作用して、血管を収縮させる働きもあります。

コーヒー、緑茶、紅茶、ココア、コーラなど飲み物に含まれるのはご存知かと思いますが、チョコレートにも以外に多く含まれています

 

頭痛とチョコレートの因果関係は?

『頭痛の原因』『チョコレートの成分』について見てきました。

 

では、最後に頭痛とチョコレート成分の因果関係を見てみましょう。

 

片頭痛の原因

脳の血管が拡がることによって起こる

緊張性頭痛の原因

頭、肩、首の筋肉の緊張で血管が細くなり血流が悪くなって起こる

 

カカオポリフェノール

血管を拡げる働きがある

テオブロミン(カフェインより含有量多い)

血管を拡げる働きがある

カフェイン(テオブロミンより含有量少ない)

血管を収縮させる働きがある

 

以上のことからわかるのは

 

1.チョコレートに含まれるカカオポリフェノールやテオブロミンは血管を拡げる働きがあるので、片頭痛時にはかえって症状を悪化させる

 

2.逆に緊張性頭痛時にはチョコレートは症状をやわらげるはたらきがある

 

ということではないでしょうか。

 

ちなみに

チョコレートのほかに、チーズ、ハム、ヨーグルト、赤ワインが片頭痛には良くないと言われています。

カフェインは血管を収縮させるので、コーヒー、紅茶、日本茶は片頭痛の痛みを和らげる働きがあるそうです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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