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大崎八幡宮の節分祭 豆まきの豆のもとは桃の実?
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毎年、節分の時テレビを見ると成田山新勝寺の映像が流れます。
関取や歌舞伎役者さん、芸能人などの豆まきの様子が映し出されます。
仙台でも豆まきをしているところがないか調べたところありました。
大崎八幡宮です。
仙台に長く住んでいるのですが節分の時に行ったことはありません。
どんな感じなのか調べてみました。
大崎八幡宮での節分祭では、特設舞台からいろいろな福の物が撒かれとても楽しそうです。
子供からお年寄りまで楽しめそうですね。
節分祭の日時
立春の前日、2月3日に行われます。
今年は、運よく日曜日です。
3時から社殿前で節分祭撒豆式(普通に炒った大豆を撒きます)
4時から馬場特設舞台で福物撒豆式が行われる(お目当ての豆まき!)
福物撒豆式の内容は?
70人の裃(かみしも)を身に着けた年男、年女の方々から豆ではなく、袋入りキノコやパンなど食品やお菓子、おもちゃ、カラーボールが撒かれます。
運よく番号が記載されたカラーボールをキャッチできたら、景品と交換できるようです。
1番手前の舞台側に子供(小学校3年生まで)専用エリアがあるので、背の低い子供でもいろいろなものがキャッチできます。
紙袋をお忘れなく!
また、幼児やお年寄り向けには、先着200名さまだけになるが、社殿前での撒豆式後整理券が発行され、福の物が手渡しされるそうです。
幼児から子供、大人、お年寄りまで楽しめるイベントなので、お天気がよければ出かけてみてはいかがでしょうか。
福を分ける(豆をまく)方にも参加できる
先着70名 参加費15,000円で、福を分ける・豆をまく側として参加できます。
裃(かみしも)を身に着けるチャンスです!
節分祭後、直会(なおらい 神社に於ける祭祀の最後に、神事に参加したもの一同で神酒を戴き神饌を食する行事)を行うため車での来社は不可となります。
アクセスにちょっと難あり
初詣やどんと祭の時には、臨時駐車場があったり、シャトルバスが出たりしますが、さすがに節分祭にそのようなことは致しません。
大崎八幡宮の駐車場はお世辞にも広いとは言えないので、公共交通機関など利用したほうがよいかもしれません。
※2020年に行った時には、少し早めに行ったので余裕で駐車場に停められました。
JRや地下鉄も近くに駅がありませんので、バスが一番便利でしょう。
- 仙台西口バスプール、10番・15番乗り場より、仙台市営バス利用「大崎八幡宮前」下車
ところで、仙台ではクラオの記憶の限りでは、昔から節分には炒り大豆ではなく落花生を使っていました。
昔は、それが普通だと思っていたのですが、節分に落花生を使うのは北海道、東北、北陸、南九州だけのようです。
恥ずかしながら最近知りました。
炒大豆が節分に使われるのには意味があるそうですが、落花生を用いられるのは、単に見つけやすい、汚れずに豆が食べられるなどの現実的な理由で用いるようになったようです。
2019年節分祭に行ってきました
2月3日(日)に行ってきましたよ。
しかし、子供たちの準備やなんやかやで、大崎八幡宮の駐車場入り口に付いたのが4時10分。
会場に到着した頃にはとっくに終わっていました。
残念!
ばらまかれる福の物も数が決まっているので、あっという間に終わるのでしょうね(涙)
赤鬼さんが、幼児とお年寄り向けに配った福引券の交換をしていました。
出掛ける時は、お早めに!
今年は節分祭が日曜と重なったからかもしれませんが、駐車場へ入るのに混むので、車でお出かけの場合は大通り沿いの有料駐車場に止めたほうがいいかもしれませんね。
2020年節分祭に行ってきました
2月3日(月)に行ってきましたよ。
豆まきをする年男年女の方々の厄除け祈願をしているようです
午後4時に待ちに待った豆まきが始まりました。
宮司さんも、巫女さんも一生懸命投げてくれます!
今回の節分は月曜日。大崎八幡宮の隣にある第一中学校の生徒が放課後運動着姿でたくさん来ていました。
教頭先生がかみしもつけて参加しているようです。
今年もみなさん、新型コロナウイルスなどに負けずに無病息災でいられますように♪
追加情報ですが、節分の豆まきは仙台東照宮でも行われるそうです。
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炒った大豆が節分に用いられる理由
古来より日本人は、米、麦、ひえ、あわ、大豆の五穀には穀霊と呼ばれる精霊が宿っていると考えていました。
そして現代でも、家を建てる前地鎮祭や上棟式、家祓の時などお清めに米をまく「散米」という行事が行われています。
一方、ごろ合わせで「まめ」は「魔目」に通じ、鬼の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」ともなるという意味合いから、豆をまくようになったのだともいわれているそうです。
「豆を炒る」が「魔目を射る」に通ずるからで、炒ってこそ(射てこそ)邪気を払えると考えたのではないでしょうか。
鬼の目玉をぶっ潰せ!ですね
また、炒ってない生の大豆だと芽が出ることも考えられます。
それは邪気や悪霊が芽生える、縁起が悪いことだとつながるため炒り大豆を撒くようになったと言われます。
実は大豆は桃の代わり!由来は古事記に
虎ノ門ニュースの竹田さん(明治天皇の玄孫)や、ことだま鑑定家の水蓮さんが、節分の豆は桃の実の代わりだという話をしていました。
日本最古の歴史書『古事記』に話はさかのぼります。
イザナギとイザナミは夫婦で日本国土を形づくる多数の子を産みます。
しかし、イザナミは火の神を産んだ時に、火傷でなくなってしまい黄泉の国へ行ってしまいます。
イザナギはイザナミを忘れられず、黄泉の国へ行き、連れて帰ろうとします。
イザナミははじめ、「私は黄泉の国の食べ物を口にしてしまったので、もう戻れません」と答えるのですが、「もしかしたら帰れる方法があるかもしれません。黄泉の国の神に相談してくるので待っていてください。でも、その間決して私の姿を見てはいけません」と夫のイザナギに言いいます。
しかし、イザナミはなかなか戻ってきません。
待ちきれなくなったイザナギが約束を破り、振返ってイザナミの姿を見ると、彼女は恐ろしい腐乱した死体になっていたのです。
イザナミの変わり果てた姿にびっくりしたイザナギは一目散に逃げ出します。
イザナミは絶対に見られたくなかった己の姿を見られて怒り心頭、1500もの悪霊たちを追っ手に向かわせます。
必死になって逃げたイザナギは、地上の世界と黄泉の国の境にあるよもつひらさかにようやくたどり着きます。
そこに桃ノ木が生えていました。
その桃ノ木から、桃の実を3個とって悪霊に投げつけると、悪霊たちは一目散に逃げ出したのです。
ようやく地上の世界にたどり着いたイザナギは出口を大岩でふさいでしまうのでした。
この1500もの悪霊軍団を退けたのが、たった3個の桃の実なのです。
節分で撒く豆は、この桃の代わりなのです。
なぜなら、神社の節分祭で豆まきに炒った大豆を使う際には、次のように祝詞をあげているからです。
「イザナギが黄泉の国から逃げかえるときに桃の実を投げて悪霊を退散させました。その桃の実の霊力をこの豆に授けてください」
と。
こんな神話の時代からの伝統が豆まきにはあったのですね。
ちなみに、逃げ帰ったイザナギがけがれを落とすためにみそぎをした時、
左目から生まれたのがアマテラス、
右目から生まれたのがツクヨミ、
鼻から生まれたのがスサノヲです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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