・このブログはプロモーションが含まれています
だしの素とほんだしに違いはある?もっとおすすめの顆粒だしはある?
スポンサーリンク
和食の命といえば、『出汁(だし)』ですよね。
みそ汁、煮物、そばやうどん、てんつゆなどあらゆるものにだしが使われています。
でも、なかなか家庭で本格的なだしをとる(ひく)のは面倒でもあり、大変でもあるので、たいていの家庭では「ほんだし」や「だしの素」のような水にさっと溶ける顆粒だしを使っているのではないでしょうか。
このスーパーでも売っている顆粒だしにもいろいろあります。
有名どころでは、
味の素の「ほんだし」
シマヤの「だしの素」
ヤマキの「だしの素」
などです。
これら「だしの素」や「ほんだし」にだしとしての違いはあるのでしょうか?
また、
これらを越える、本格的な顆粒だしはないのでしょうか?
調査してみました。
まずは、それぞれの顆粒だしの特徴を見て、それから違いを明らかにします。
そのうえで、これらの顆粒だしよりもおすすめのだしを紹介いたします。
いちいち見るのが面倒な方は、目次からおすすめのだしへ一気にジャンプしてくださいね。
ほんだし(味の素株式会社)
『ほんだし』を作っているのは、味の素株式会社です。
もちろん、味の素で有名な会社です。
商品の特徴
- 香り、コク・味わい、それぞれに優れた3種のかつお節を使用した、“香り高く一番おいしい”和風だしの素です。さっと入れるだけで、様々な和食メニューの味付けを、簡単手軽に美味しく仕上げることができます
原材料名
- 食塩、砂糖類(砂糖、乳糖)、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス、小麦たん白発酵調味料、酵母エキス発酵調味料/調味料(アミノ酸等)
栄養成分(みそ汁1杯分(1g)あたり)
- エネルギー:2.4kcal、たんぱく質:0.27g、脂質:0.006g、炭水化物:0.31g、食塩相当量:0.40g カリウム:1.8mg、リン:2.6mg、ヨウ素:0mg
アレルギー物質(27品目中)
- 乳成分、小麦
製造工場
- 神奈川県の味の素川崎工場、または三重県の三重工場
会社の歴史
1908年(明治41年) 池田菊苗教授、昆布より「うま味」を分離し、調味料として製造する特許を取得
1909年(明治42年) 味の素®販売開始
1970年(昭和45年) 味の素KKのほんだし®(かつお風味)発売
だしの素(株式会社シマヤ)
『だしの素』を作っているのは、株式会社シマヤです。
商品の特徴
- かつお節にこだわった香りきわ立つ粉末タイプで、さっととけて素材になじみ、すばやくお料理を風味豊かに仕上げます
原材料名
- ぶどう糖、食塩、風味原料(かつおぶし粉末、かつおエキス)、酵母エキス/調味料(アミノ酸等)
栄養成分(みそ汁1杯分(1g)あたり)
- エネルギー:2.59kcal、たんぱく質:0.21g、脂質:0.008g、炭水化物:0.42g、食塩相当量:0.37g
アレルギー物質(27品目中)
- なし
製造工場
- 山口県周南市の新地工場
会社の歴史
- 1890年(明治23年) 味噌醸造業として創業
- 1964年(昭和39年) 粉末風味調味料「シマヤだしの素」発売
- 2011年(平成23年) 東洋水産株式会社と業務・資本提携
だしの素(ヤマキ株式会社)
『だしの素』を作っているのは、ヤマキ株式会社です。
商品の特徴
- かつお節本来の風味を活かした「だし」が手軽に出来る粉末タイプのだしの素です
原材料名
- ぶどう糖、食塩、調味料(アミノ酸等)、風味原料(かつおぶし粉末、そうだかつおぶし粉末、乾しいたけ粉末、こんぶ粉末)、たん白加水分解物(小麦を含む)
栄養成分(みそ汁1杯分(1g)あたり)
- エネルギー:2.5kcal、たんぱく質:0.22g、脂質:0g、炭水化物:0.38g、食塩相当量:0.37g ナトリウム:144mg
アレルギー物質(27品目中)
- 小麦
製造工場
- 愛媛県伊予市、群馬県みなかみ町
会社の歴史
- 1917年(大正6年) 花がつお(削り節)の製造販売
- 1969年(昭和44年) 鰹だしの素発売
- 2007年(平成19年) 味の素(株)と資本・業務提携
スポンサーリンク
結局、どの顆粒だしがよいの?
ここまで顆粒だしを見てきて、結局どのだしがいいの?違いはあるの?という質問に対しての答えは、
ほんだし、だしの素(シマヤ、ヤマキ)で大きな違いはない!
というのが答えになろうかと思います。
でも、これではあまりにおおざっぱすぎるのでちょっと細かく見ていきましょう。
風味原料が多そうなだしは?
原材料表示は材料が多い順番で書く決まりになっています。
ほんだし
- 食塩、砂糖類、風味原料の順
だしの素(シマヤ)
- ブドウ糖、食塩、風味原料の順
だしの素(ヤマキ)
- ブドウ糖、食塩、調味料、風味原料の順
*原材料配合順でみると、ほんだし、だしの素(シマヤ)がおすすめ
風味原料+調味料の多いだしは?
だしの成分と調味料の成分の両方に関連するたんぱく質量を見ると
- ほんだし 0.27g
- だしの素(シマヤ) 0.21g
- だしの素(ヤマキ) 0.22g
*だし成分と調味料を合わせて考えると、ほんだしがおすすめ
アレルギー物質を含まないだしは?
唯一アレルギー物質を含まないのはだしの素(シマヤ)です
昆布や椎茸のだしも含むだしは?
唯一昆布粉末と乾ししいたけ粉末を含むのはだしの素(ヤマキ)です
でも、
だしメーカーとしては有名ではないものの中に、じつはおすすめの顆粒だしがあるのです!
いま、うちで実際に使っているこのだし!
理研ビタミンの「素材力だし」です。
この顆粒だしを見てみましょう。
1番おすすめは素材力だし®本かつおだし(理研ビタミン株式会社)
『素材力だし®本かつおだし』を作っているのは、理研ビタミン株式会社です。
ふえるわかめちゃんやドレッシングで有名な会社ですね。
商品の特徴
- かつお節粉末は鹿児島のかつお節を使用し、香りと旨みにこだわったかつおだしです。 かつお節粉末を増量することで、削りたての華やかな香りとコクが増し、さらにおいしくなりました
原材料名
- 風味原料(かつお節粉末、かつお節エキス粉末、かつおエキス粉末、昆布粉末、椎茸エキス粉末)、でん粉分解物、酵母エキス粉末、麦芽糖
栄養成分(みそ汁1杯分(1g)あたり)
- エネルギー:3.6kcal、たんぱく質:0.26g、脂質:0~0.02g、炭水化物:0.63g、食塩相当量:0.04g カリウム:12.1mg、リン:8.6mg
アレルギー物質(27品目中)
- なし
製造工場
- 埼玉県草加市 草加工場
会社の歴史
- 1949年(昭和24年) 理化学研究所からビタミンA部門を引き継いだ理研ビタミン油株式会社設立
- 1953年(昭和28年) ビタミンAの生産開始
- 1966年(昭和41年) 家庭用だしの素を発売
- 1976年(昭和51年) 乾燥カットわかめ「ふえるわかめちゃん」を発売
- 2000年(平成12年) 素材力だし®を発売
*化学調味料が一切入っていません
*ほぼ風味原料のみで、ほんだしに匹敵するタンパク質量なので、だし味が上記3つに比べて濃いです
*かつお節だけではなく、昆布粉末、椎茸エキス粉末も含まれています
*アレルギー成分は入っていません
*塩分が入っていないので、味噌の味、しょうゆの味がしっかりと出せます
例えば、うちでは
- 味噌汁4人分に、かつおだし1/2袋+こんぶだし1/3袋
- 肉じゃがなどの煮物、親子丼、油麩丼(宮城県の名物)など丼物に、かつおだし1/2袋
- ねぎ、牛肉、里芋の入ったしょうゆ味の山形風芋煮には昆布だし1袋
を使用しています。
もし、スーパーで見かけたらぜひ手に取って見比べてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
スポンサーリンク
関連する記事
出汁パック使ったが味が薄いのはなぜ?味がしない理由と対策!
スポンサーリンク
よくあるあるなのが、
いままで味の素の「ほんだし」やシマヤやマルトモの「だしの素」を使っていた方が、いっさい調味料が入っていない『無添加だしパック』で
2019-05-13 18:00
だしを取るのに兵四郎だしと茅乃舎だしとどちらがいいの?違いは?
スポンサーリンク
前回は「ほんだし」、「だしの素」をおだしに使っている方向けに、使うなら「素材力だし」がいいですよとおすすめしました。
今回は、もう少しレベルアップして
2019-05-15 23:55
一番出汁が濁るのはなぜ?だしを濁らせる3つの原因とは
スポンサーリンク
書いてある通りにしているのにもかかわらず一番出汁が濁る。
どうして?
ちゃんとやっているのに!
和食のだしはとても繊細です。
2019-05-16 23:54