食中毒で病院へ行くべき症状は?人は?自宅での対処法も

・このブログはプロモーションが含まれています

スポンサーリンク

わたしも数年前、朝食で食べた生〇〇が原因と思われる食中毒で、トイレの前に半日寝たきりになりました。

食中毒の症状としては、下痢、嘔吐、腹痛、発熱が挙げられますが、これらの症状が原因となる食品を食べてから数時間から数日で起こります。

これらの症状の中には、

  • 「一刻も早く病院へ行くべき」(救急車を呼ぶべき)症状
  • 「病院へ行かなければならない人」

もいるので、ここに記載しておきます。

当てはまる方は、一刻も早く病院へ行くべき!ですよ

食中毒で病院へ行くべき症状

次のような症状が出ている場合、後遺症がでたり、命に係わる場合があります。

一刻も早く病院へ行きましょう。

もし、一人で動けないような場合には、救急車を呼びましょう。

  • 血便の症状が現れた(病原性大腸菌の感染の疑い)
  • 呼吸困難・意識障害などの症状がある(フグ・キノコの毒、毒素産生型の細菌による食中毒の疑い)
  • 今まで経験がないほどの下痢・嘔吐がずっと続いている(ノロウイルスの疑い)
  • 耐えられないような腹痛がある
  • 高熱が出ている
  • 12時間以上おしっこが出てない、または極端に少ない

 

乳幼児が、腸管出血性大腸菌o157やo111などの病原性大腸菌による食中毒になると、腎不全や脳症など重症化することもあるので、速やかに病院へ連れていきましょう。

 

食中毒で一刻も早く病院へ行くべき人

下の項目に該当する方は、出来るだけ速やかに病院へ行きましょう。

自分や家族のためであることはもちろん、社会人としての責任も果たすべき方もいます。

 

抵抗力の弱い方

  • 乳幼児や高齢者など体力が弱い方
  • 心臓や腎臓に持病がある方
  • 精神的に不安な方
  • ステロイド剤を飲んでいるなどで免疫力が落ちている方

 

特定職業の方

  • 飲食関係の方(調理する方はもちろん、サービスする方も)
  • 保育士など幼児に接する仕事の方
  • 介護・医療の仕事の方

 

自宅での食中毒の対処法

下痢止め・吐き気止めの薬は飲まない

下痢や吐き気がひどいと、どうしても「下痢止め」や「吐き気止め」の薬を飲みたくなってしまいますが、絶対にやめましょう!

今の症状を長期化させたり、かえって悪化させる原因となります。

 

食中毒の症状として吐いたり、下痢をしたりということは、胃や小腸で増殖した食中毒菌やウイルスを体の外に排出してしまおうとしているからなのです。

その体の働きを薬で止めてしまっては、食中毒菌やウイルスの排出が遅れ、それだけ症状も長引いてしまいます。

毒素を作るタイプの食中毒菌による食中毒の場合には、かえって悪化する場合もあるのです。

 

薬を飲む場合は、病院で処方された薬を飲みましょう。

どうしても薬を飲まないと不安な時には、ビオフェルミンなどの整腸剤を服用しましょう。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

新ビオフェルミンS錠(540錠)【ビオフェルミン】
価格:2413円(税込、送料無料) (2019/3/4時点)

食中毒の時には水分を摂る

食中毒の時には、脱水症状を起こさないように水分を摂りましょう

水分とともに電解質も失われているので、水ではなくポカリスエットのようなスポーツドリンクやOS-1のような経口補水液がおすすめです。

室温か、少しぬるめに温めて飲みましょう。

 

もし、そのような飲料水がない場合には、「水1リットル+砂糖ティースプーン6杯+塩ティースプーン1杯」の割合で混ぜて作ったものを飲ませても大丈夫です。

 

特に乳幼児や高齢者は脱水症状になりやすいので、こまめに水分を補給しましょう。

もし、吐き気が続き水分補給が難しいようであれば、病院で点滴してもらうことも考えましょう。

仰向けではなく横向きに寝る

吐いたものが、のどに詰まってしまっては大変です。

横になるときには仰向けではなく、吐いたものがのどに詰まらないように横向きに寝ましょう。

 

胃や腸の症状が治まり、吐き気が収まったら、バナナやおかゆ、ゼリーなどあっさりして消化が良いものを少しずつ食べてみましょう。

もし吐き気が戻るようなら、その後数時間は飲食を控えましょう。

 

スポンサーリンク

食中毒を起こす細菌・ウイルス

フグ毒、キノコの毒による食中毒もありますが、ここでは細菌やウイルスが起こす食中毒について「原因となる食品」「潜伏期間」「主な症状」について見てみます。

細菌による食中毒

感染型

食品の表面に付着した細菌が消化管内で増殖して発症するものです。

体内で毒素が作られる場合もあります。

 

腸炎ビブリオ

原因食品:魚介類

潜伏期間:8~20時間

主な症状:悪心、嘔吐、下痢、粘血便、発熱、腹痛

サルモネラ

原因食品:鶏肉、牛のレバー、卵

潜伏期間:6~48時間

主な症状:急激な嘔吐、激しい腹痛、38度前後の発熱、水のような便(粘血便の場合も)

カンピロバクター

原因食品:肉、乳製品、飲料水

潜伏期間:1~7日

主な症状:初期症状で腹痛や倦怠感、発熱。続いて嘔吐、腹痛、水のような便(粘血便の場合も)

セレウス菌(下痢型)

原因食品:肉類やその加工品(ハム、ソーセージ)、スープ

潜伏期間:6~16時間

主な症状:嘔吐はあまりなく、水のような便、腹痛、腹部のけいれん

ウェルシュ菌

原因食品:加熱後長時間放置した料理、シチューなど

潜伏期間:6~15時間

主な症状:腹部膨満感、腹痛、下痢

腸管出血性大腸菌

原因食品:様々な食品、食材で見つかっている

潜伏期間:3~9日

主な症状:嘔吐、出血をともなう下痢、腹痛、一時的に熱が出ることも。抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は合併症に注意が必要。

 

毒素型

食品内部で増殖した細菌が作り出した毒素によって発症するものです。

 

ボツリヌス菌

原因食品:真空パックや瓶詰め、缶詰、発酵食品

潜伏期間:6~15時間

主な症状:ものが二重に見える、舌がもつれるなど、特徴的な症状あり。ほかに呼吸困難、耳鳴り、口が渇くなど

セレウス菌(嘔吐型)

原因食品:おにぎり、仕出し弁当

潜伏期間:30分~6時間

主な症状:はげしい嘔吐、下痢、腹部のけいれん

黄色ブドウ球菌

原因食品:人の手を介した食品。おにぎり、和菓子、すしなど

潜伏期間:2~4時間

主な症状:悪心や激しい嘔吐、下痢。通常は水のような便だが、重症化すると粘血便になる場合も

 

ウイルスによる食中毒

ノロウイルス

原因食品:カキなどの貝類、調理従事者を介して二次汚染された惣菜など

潜伏期間:1~3日

主な症状:吐き、嘔吐、下痢、腹痛。発熱や頭痛、筋肉痛を伴うことも

 

 

とにかく、『病院へ行くべき症状の方』『病院へ行くべき人』は、一刻も早く病院へ行きましょうね。

 

スポンサーリンク

 

関連する記事

食中毒の時には水分補給が大事
食中毒は授乳で赤ちゃんに移りません!でもママが注意することは
スポンサーリンク 梅雨の時期、暑い時期に限らず、冬の寒い時期にも食中毒は起こります。 赤ちゃんに授乳している大切な時期に、ママさんが食中毒になってしまったら…
2019-03-04 15:49

コメントは受け付けていません。