もみの木の育て方 小さく育て毎年クリスマスで飾れる根域制限法とは

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毎年使えるもみの木の育て方

うちも本物のもみの木でクリスマスを飾りたい!

と子供にせがまれたことありませんか?

イケアで買ってもいいけれど、

イケアのもみの木は根がなく、一回使いっきりで、店に返すのも大変。

 

そこで考えるのが、『鉢植えのもみの木』ですね

でも、コレ

買ってきた年のクリスマスはいいのですが、そのまま鉢植えで育てるには植え替えやら、水やりやら何かと大変。

といって、

地植えにすると、すごい伸びて手入れも大変だし、翌年掘り出すのも至難の業。

 

どうすればいいの?

 

この記事では、なるべく買ってきたままの状態であまり大きくしないで、何年もクリスマスツリーとして使える方法を紹介いたします。

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鉢植えのクリスマスツリーのメリット・デメリット

  • 鉢に入ったままなので、クリスマスの時だけ室内に持ち込んで飾れる
  • 地植えより小さく育つが、鉢に根が張りすぎると樹勢が弱くなり病気になりやすくなる
  • 定期的に鉢を大きなものに植え替えをしなくてはならない
  • 地植えに比べて土が乾燥しやすく、水やりが大変
  • クリスマス以外地面に置いておくと鉢の下から根が伸びて動かせなくなってしまうことも

鉢植えのもみの木のメリット・デメリット

地植えのクリスマスツリーのメリット・デメリット

  • すぐに大きくなる(1.5mほどの苗木が5年後には5mほどになり、最大40mほどの高さになる)
  • クリスマスの時期だけ掘り出して植木鉢に移さなければならない
  • 根が張っていると掘り出すのはとっても大変
  • 大きくなりすぎ手に負えなくなると撤去するのにかなりの撤去費用が掛かる

ちなみに撤去費用は

3m未満の木

伐採3,000~5,000円、幹の回収3,000~5,000円、伐根幹回り~30㎝で6,000~10,000円、根の回収3,000~5,000円

3~5mの木

伐採15,000~18,000円、幹の回収8,000~10,000円、伐根幹回り31~50㎝で15,000~25,000円、根の回収5,000~8,000円

けっこうな値段してしまいます・・・

地植えのもみの木のメリット・デメリット

どちらで育てても一長一短あります。

じゃあ、どうすればいいの?

 

実は、

両方の長所だけを取り入れた方法があるのです。

その方法は、

『根域制限法』

といいます。

 

根域制限法でもみの木を育てると

根域制限法とは

根域制限法とは、

根が外に伸びないように作られた不織布でできた袋に植木(もみの木)を植えて、これを地面に掘った穴に埋めるという方法になります。

植木鉢と地植えの違いで明らかなように、樹木は根の張り方で大きく育ったり、あまり育たなかったりします。

 

地植えにすると、根が自由に伸びることができて木も大きくなります。

逆に盆栽が何十年物でも小さいのは根を張る場所が限られているためで、これは根域制限法と考え方は同じです。

 

もみの木を根域制限法で育てると毎年のクリスマスはどうなる?

もみの木を根域制限法で育てた場合

  • もみの木が、不織布ポットの中で育った根が支えられるだけの高さにしか育たない

 

  • 底部は根を通さず、胴部からはわずかに細根がでるので、植木鉢で栽培した時のようなサークリングが起こらず植え替え不要

*サークリングとは鉢から出した時、鉢底で白い根だけがとぐろを巻いて土の栄養を生かし切れていない状態

 

  • 水やりが地植えの場合と同じで楽ちん

 

  • クリスマスの時期だけ不織布ポットごと掘り出して見栄えのする空の鉢に入れて室内に飾ることができる

*2/3ほど地中に埋めておく形にしておけば、掘り出す(引き抜く)のも楽になります

 

  • 耐用年数は数十年とはいかないまでも、数年はそのままでOK

 

  • 実際に果樹生産農家が使用していて実績がある

*ちなみに、果樹の場合背丈を抑える働きの他に、実のなる年数が早まる効果もあります

 

  • ポットの外からの雑草やコガネムシの幼虫などの侵入を防止してくれる

 

  • 不織布でできているので価格が安い

 

いかがでしょうか?

 

これなら買ってきたもみの木を何年もそれほど大きさを変えずに、飾ることができるのではないでしょうか。

 

最後にもう一度、お近くのホームセンターなどで購入できない時に備え、楽天でのすぐ買えるリンクを貼っておきますね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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では次に、毎年形のよいもみの木に

クリスマス飾りが付けられるように

  • 剪定の方法
  • 肥料のやり方

などもみの木の育て方を見ていきましょう。

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もみの木の育て方 剪定や肥料など手入れについて

植木鉢から不織布ポットに移すタイミング

もみの木の植え替えに最適な時期は3~4月、9~10月です。

12月にクリスマスツリーとして購入したもみの木は、翌年3~4月に不織布ポットに移し替えるとよいでしょう。

 

もみの木の若木は、根が乾燥すると枯れてしまいます。

移植するときに土が足りないときは、ある程度湿り気を保つことができる野菜用の培養土を使うとよいでしょう。

 

もみの木の剪定

もみの木の剪定は基本的には必要ありません。

何もしなくても、キレイな円錐形を保って育ちます。

ただし、

  • ちょっと大きくなってきたかな(枝の伸びすぎ)
  • 枝が密集してきているな

という時には軽めの剪定を行います。

 

もみの木の剪定の時期

もみの木の基本的な選定時期は冬ですが、バサバサ切るのではない軽めの剪定は、いつでもOKです。

クリスマスのちょっと前に剪定しておけば、キレイな形のクリスマスツリーに仕上がりますね。

余分な葉や、密集して脇に出てきた細い枝、伸びすぎた枝などを切って風通しを良くし、形を整えましょう。

もみの木を上手に剪定しよう

もみの木の水やり

先に話したように、若いもみの木は根が乾燥すると枯れることがあります。

鉢植え時、地植え時、不織布ポット栽培時にかかわらず、数年は土が乾いたら水やりをしましょう。

 

夏は気温が高く土が乾きやすいのですが、木の根が蒸れると枯れる原因になるので、水は早朝か夕方にあげましょう。

 

もみの木の肥料

もみの木は肥料に頼らずに成長していける力があるので、必要はありません。

大きくしないためにも、肥料はやる必要はありません。

木の勢いがない場合に限り、春に化成肥料をあたえればよいでしょう。

 

もみの木をクリスマス時期、室内に入れるのはいつ

もみの木はもともと外に生えているものです。

なるべく室内に置く時間は短い方がよいです。

もしできるなら、クリスマスイブの前の土日に不織布ポットごと掘り起し、化粧鉢などに入れたら室内に入れましょう。

クリスマスが終了したら、なるべく早めに屋外に戻しましょう。

 

 

ちょっと手間はかかりますが、やってみると意外とはまるかも。

子供と一緒に作業をすると喜ぶかもしれませんね♪

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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