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授乳中にコーラ、ポカリ、エナジードリンクは飲まないほうがいいの?
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あなたは、授乳中にコレは飲めるの?アレは食べれるの?との疑問をいだいて検索し、この記事へたどり着いたと思います。
授乳していた頃のうちの妻もそうでした。
しかし、私は検索した結果を聞いて何となく違和感を感じていました。
ヒトに限らず、生物には生理状態が一定になるように調節するホメオスタシス(恒常性)と言われる機能が備わっています。
食事を含め、いろいろ外部から受ける影響に対して、体の内部の状態を一定に保つことで生存を維持するはたらきです。
具体的には、(母乳の原料である)血液の状態を一定に保ったり、体温を維持したりすることです。
私たちの体にそのような働きが備わっているのに、
- チーズは乳腺炎になるからダメとか
- 白米はいいけど胚芽米はダメとか
- 冬野菜は身体を温めるからOKとか
コレってどうなの?
授乳婦が絶対に飲食してはいけないものにアルコール、たばこ、母体や乳児に影響を与える薬などはあります。
しかし、それ以外の飲食物については、巷にあふれる情報がちょっとおかしいのではないかと思い、小児科医の森戸やすみ氏のコラムや、海外の論文などを参考にカテゴリー分けして調査してみました。
今回の調査項目は、『授乳中に気になる飲み物』
- コカ・コーラ、ペプシコーラ
- ポカリスエット
- エナジードリンク(レッドブル、モンスター)
- グレープフルーツジュース
です。
いろいろ調査した結果、授乳中の飲食物は、
- 身体を冷やす、乳腺が詰まりやすくなるという観点でみるべきではなく
- カフェイン、アレルギー、食中毒(授乳できなくなる)、栄養のバランスの観点から見るべき
という結論に達したので、私もそう思っていた!という方のみご覧になってみてください。
目次
授乳中に気になる飲み物の真相は?
疲れた時、スカッとしたいときに飲みたくなるコーラやエナジードリンク。
授乳しているとのどが渇くので、スポーツドリンクなら問題ないだろうと飲んでいるポカリスエット。
これらの飲み物を授乳中に飲んで問題ないのでしょうか?
これらの飲み物で問題になるのはずばり、『カフェイン量』と『栄養バランス』です。
授乳中にママのカフェイン摂取量が多いと、
赤ちゃんが
- なかなか寝てくれない
- 落ち着きがなくなる
- 泣きやまない
- イライラしやすくなる
という症状がでることがあります。
授乳は100ccで約80kcal消費すると言われているので、糖分を含む飲み物からエネルギーを摂取するのもいいかもしれません。
しかし、糖分を多く含むものをあまりに大量に摂取すると、産後太りの原因や産後ダイエットを阻む原因になったりもします。
日本では授乳中のママさんのカフェイン摂取量について明確な基準となる数値はありません。
しかし、欧米における数値や、産婦人科の先生による「1日コーヒー2杯までなら大丈夫!」という言葉を元に計算すると、
授乳中のカフェイン摂取量の上限は180~200㎎
と考えてよいかと思います。
(コーヒー1杯のカフェイン量は90㎎)
ちなみに、カフェインは30分ほどで母乳に移行すると言われていますが、その量は1%程度と言われています。
カフェインを含む飲み物を飲む場合は、授乳直後に飲むなどタイミングも考えてみてはいかがでしょうか。
この数値をもとに、気になる飲み物について調べてみました。
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コカ・コーラ、ペプシコーラは授乳中でも大丈夫?
コーヒーとともにコーラは授乳中に飲んではいけない(と思っている)飲み物の代表格ではないでしょうか?
確かにコーラの独特の味わいや、炭酸のスッキリとした感覚は、授乳でストレスを抱えたママに活力を与えてくれる飲み物かもしれませんがどうなのでしょうか?
実は、コーラはそれほどカフェイン量が多くありません。
コカ・コーラ、ペプシコーラともに、100mlあたり10㎎のカフェインを含みます。
500mlのペットボトルあたりに直しても、50㎎/本となり、コーヒー1杯分のカフェイン量の半分強くらいです。
ですので、コーラやコーヒーがストレス解消になっているのであれば、1日にコーヒー1杯&コーラ500mlペットボトル1本くらいなら問題ありません。
もちろんコーヒー、コーラを同時に飲むのはダメですよ!
なるべく飲む間隔をあけてくださいね。
ちなみにコカ・コーラゼロのカフェイン量は普通のコカ・コーラと変わりありません。
カロリーがゼロということです。
コカ・コーラゼロカフェインはカフェインもカロリーもゼロになります。
レッドブル、モンスターなどエナジードリンクは授乳中でも大丈夫?
授乳に身も体も疲れ果ててしまったとき、シャキッとさせるエナジードリンクがコーラより効くかもしれない!と飲んでみようかと思うことがあるかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
エナジードリンクって、カフェインがかなり含まれているので、動悸が起こったり、不眠症になる方もいるくらいなのです。
レッドブル
レッドブルには、100mlあたり32㎎のカフェインが含まれています。
レッドブル1本、250mlあたりに直すと80㎎のカフェイン量であり、コーヒー1杯分に相当します。
モンスター
モンスターには、100mlあたり40㎎のカフェインが含まれています。
モンスター1本、355mlあたりに直すと142㎎のカフェイン量であり、これ1本だけで、1日のカフェイン許容量に近い量を摂ってしまうことになります。
とくにモンスターは、一気に一本飲むようなことは避けたほうがよいでしょう。
*モンスターが分からない方のために載せました。注文しないように!
ポカリスエットなどスポーツドリンクは授乳中でも大丈夫?
ポカリなどスポーツドリンクは、スポーツ時やのどが渇いた時の水分補給を速やかに行うために開発されているので授乳中に飲むのも適しています。
ナトリウム(塩分として)、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも含まれています。
ただし、メーカーのホームページ上では飲む量に上限はありませんとでているが、カロリー、糖分があるので補給すべき水分をすべてポカリで!と考えるのはいかがなものかと思います。
生活習慣病予防や産後ダイエットも視野に入れているのであれば、ミネラル補給になるが、糖分は入っていないノンカフェインのお茶系の飲み物と半々くらいで飲んでみてはいかがでしょうか。
グレープフルーツジュースは授乳中でも大丈夫?
グレープフルーツには独特の苦みがあります。
この苦みが母乳に移り赤ちゃんが飲まないのではないか?と心配するお母さんもいらっしゃるかと思います。
でも、その心配はいりません。
苦み成分がそのまま母乳に移行はしませんので大丈夫です。
この苦み成分ナリンギンには、免疫力を高めたり、血中の脂肪酸を分解する働きなどがありますのでママにとっておすすめの果物ジュースと言えるかもしれません。
ただし、薬の作用を妨げる働きもあるので、授乳中やむを得ず薬を服用する場合には飲むのをやめましょう。
残留農薬を気になさる方もやめたほうがいいかもしれません。
以上、よく授乳中のお母さんが検索する飲み物についての調査結果でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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