マイクロカプセルの廃プラ問題は香害や環境汚染だけ?健康被害が深刻!

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2019年大阪でおこなわれたG20サミットでは、2050年までに海洋プラスチックごみによる新たな汚染をゼロにするとした「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」がまとめられました。

 

地球規模で起こっている『廃プラ問題』。

しかし、

廃プラ問題は、海に漂う目に見えるプラスチックごみだけではないのです。

 

例えば、マイクロカプセルという極微小なプラスチック容器があります。

このマイクロカプセルによる環境被害や健康被害も今後さらに大きな問題になると思われます。

じっさい、

マイクロカプセルが使われているものには

  • 香りが長続きする洗剤や柔軟剤
  • 一度まけばずっと効果がある農薬や肥料
  • 狙った場所で効果を発揮する医薬品

などがあります。

香り成分や農薬成分などをマイクロカプセルに詰め、徐々に空気中に放たれることによって香りが長続きしたり、農薬の効果が長持ちしたりするのです。

一時、テレビで洗剤や柔軟剤の香りが強すぎて『香害』などと呼ばれたこともありました。

しかし、実際にはそれ以上に深刻な問題がマイクロカプセルにはあるのです。

その問題について見ていきましょう。

マイクロカプセルを使った柔軟剤は危険?

 

新潟大学工学部、複合微粒子研究室のHPによると、

マイクロカプセルとは、

  • 大きさ(直径)が数μmから数千μm(1μm=1000分の1mm)の 範囲にある微小容器の総称
  • 容器なのでマイクロカプセルの内部には,何かを入れること ができる空間がある

と書いてあります。

 

大きさ的には、PM2.5や花粉よりも小さなものから、直径1㎜くらいまでの入れ物と考えてよいでしょう。

この中に香料や農薬、医薬品や化粧成分などが入れられ、必要に応じて成分が抜けだしたり、手でこする・体を動かすなどの物理的な刺激で容器が壊れて中の成分が外に飛び出し、効力を発揮するようになっています。

洗剤や柔軟剤にもマイクロカプセルは使われる

 

マイクロカプセルはプラスチックでできている

このマイクロカプセルの容器は何でできているかというと、

  • メラミン樹脂
  • ホルムアルデヒド樹脂
  • ウレタン樹脂

と言われる、いわゆるプラスチックでできています。

 

このプラスチックでできているということで分解されずに、環境問題、健康問題が起こっています。

 

マイクロカプセルの廃プラとしての問題点

マイクロカプセルを使用した柔軟剤や農薬では、使用環境の中でカプセルが壊れると香りや農薬成分が空気中に放出されていい香りを放ったり、農薬としての役割を果たしたりしています。

 

しかし、それ以外にも

環境中に放出されているものがあります。

 

そう、

それは、

壊れたマイクロカプセル、すなわち廃プラスチックです。

 

洗剤や柔軟剤に使用されるマイクロプラスチックは、洗濯のたびに下水を通して海に流れ出ています。

農薬に使われるマイクロプラスチックは、畑や田んぼの土を汚染していくのです。

 

また

この壊れたマイクロカプセルは、土壌や海洋のプラスチック汚染を引き起こすだけでは済まず、実は、人への健康被害も引き起こしているのです。

 

実際、EUでは「意図的に入れられたマイクロプラスチック」の規制に関する提案も出ています。

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マイクロカプセルの廃プラによる健康被害

最近、国民生活センターなどに寄せられる相談に

  • 柔軟仕上げ剤のにおいで体調不良になった
  • マンションの隣人の洗濯ものの匂いが漂ってきて頭痛や咳が止まらない
  • 柔軟剤を使用したタオルで顔をふいていたら咳が止まらなくなった

という相談が多いそうです。

 

マイクロカプセルそのものも小さいですが、それが壊れたものはさらに小さく、空中をただよう破片は人の肺の中まで入り込んでしまいます。

そして、

香りそのものの不快さだけではなく、

ぜんそく、気管支炎、肺がんなどを引き起こす原因にもなっていくのです。

マイクロカプセルの破片は人体にとって危険

 

イソシアネートによる健康被害

マイクロカプセルの中には、壊れた時にイソシアネートという毒性の強い化合物を出すものがあります。

 

イソシアネートは、ごく微量を吸い込んだだけで喘息などを引きおこすアレルギー物質です。

細胞レベルで各種がんを誘発するという研究論文も発表されています。

 

また、

イソシアネートの中でも、工業用に一番よく使用されている2,4-トルエンジイソシアネートという物質に関しては、国立医薬品食品衛生研究所にて

吸入により

  • 腹痛、咳、吐き気、息切れ、咽頭痛、嘔吐(症状は遅れて現われることがある)

 

皮膚に接触することにより

  • 発赤、灼熱感、痛み

 

目に入ることにより

  • 発赤、痛み、かすみ眼

が起こることが指摘されており、

合わせて

  • この物質により喘息の症状を示した者は、以後この物質に接触しないこと
  • 許容濃度を超えても、臭気として十分に感じないので注意すること

など非常に危ない物質であることが述べられています。

 

実際私もここまで調べてきて、背筋が寒くなってきました。

テレビのコマーシャルなどでさかんに宣伝されていますが、それに踊らされることがないよう気を付けたいと思います。

さっそく、かみさんと娘に話をしなきゃ。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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