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衣替えの季節、圧縮袋はたくさんの衣類、場所をとる衣類をコンパクトに収納するのに大変便利ですよね。
今使っている方も、これから使いたいと思っている方もいるかもしれませんね。
でも、
ふつうクローゼットやタンスに衣類をしまう時には防虫剤を使いますが、圧縮袋にも防虫剤をいれるのか疑問に思いこの記事にたどり着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では
- 圧縮袋に防虫剤入れないほうがよいのですが、その理由は?
- 防虫剤の代わりに脱酸素剤をおすすめするのですが、その理由は?
- 衣類の圧縮をかける前にしておくべきことは何か?
について調査したことを紹介しています。
目次
衣替えの時、圧縮袋に防虫剤はいらない!
そもそも衣替えの時、
- 衣類をしまう時になぜ防虫剤を使うのか?
- 防虫剤はどのような効果を発揮しているのか?
を見てみましょう。
防虫剤とは、収納してある衣服を食い荒らすイガ、コイガ、ヒメカツオブシ虫、ヒメマルカツオブシ虫などの幼虫を忌避させる薬剤です。
昔ながらの刺激臭のするパラジクロロベンゼンにしても、最近よく使われている臭わないタイプの防虫剤にしても、効果を示す成分が空気中に拡散することによって虫が逃げ出し、効果を発揮します。
したがって、空気を抜いて圧縮し保管する圧縮袋に防虫剤を入れても防虫効果は発揮できません。
かえって圧縮されて防虫剤が衣類に張り付いてしまった部分で変色など起きる可能性もあるのです。
圧縮袋には防虫剤を入れないようにしましょうね。
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衣替えの時、圧縮袋に入れるのは脱酸素剤がよい!
圧縮袋には、防虫剤は必要ありません。
では、防虫剤の代わりに何も入れなくていいの?と思われるかもしれませんが、基本的には何も入れなくて大丈夫です。
ただし、すごいお気に入りの衣装で、これだけは絶対に虫食いされたくないのであれば、『圧縮袋に入れるまでの準備』(後述)と『圧縮袋にあるものを入れる』ことで、より効果的に衣類を保管することができます。
そのあるものとは、
『脱酸素剤』
です。
あまり聞きなれない名前かもしれませんが、結構いろいろ身近なところで使われています。
普段購入する食べ物ですと、カップ入りの生みそや、モロゾフなどの高級クッキー、とらやのモナカなどの高級生菓子などにも使われています。
個包装されたパッケージ中の空気の中から酸素だけを取り除くことによって、鮮度の保持やカビなどが生えてこないようにするために使われているんですね。
この『脱酸素剤』を圧縮袋に入れておけば、圧縮袋の中に多少空気が残っていても、酸素は残りません。
するとどうなるのか?
たとえ衣類を食べる害虫の卵から虫がふ化しても、酸素がなければ生きてはいけませんし、カビの胞子(植物で言えば種の状態)も酸素がなければ発芽できなくなるのです。
今ですと、この脱酸素剤と圧縮袋がセットになったものも販売されているので、これから購入する方はこういうものをご購入されてみてはいかがでしょうか。
例えばコレ! ムシューダ圧縮パック
家に圧縮袋がすでにある方には脱酸素剤ですと、クッキーやお菓子に入っているものより大きめ(酸素を吸収する量が多い)のコレがおすすめです。
圧縮袋に入れるまでの衣類の準備
衣類の汚れをしっかり落とす
ウール、シルクなど動物性の繊維もふ化した幼虫のエサになりますが、衣類に着いた食べこぼし、皮脂、あせもエサになります。
圧縮袋に入れる前に、きちんと洗濯しましょう。
皮脂は黄ばみの原因にもなるので、出来るのであれば40℃前後のお湯を使って洗濯すると繊維の奥にこびりついた皮脂成分もかなり落ちます。
衣類をよく乾燥させる
特にカビは湿気を好むので、しっかりと乾燥させたものを圧縮袋に入れましょう。
乾燥機をお使いであれば、乾燥機から出したばかりの衣類は冷める時に湿気を含むので、室温に戻ってからも十分に乾かしてから圧縮袋に入れましょう。
また、天気の良い乾燥した日に圧縮袋に入れるといいですね。
アイロンをかける
衣類を食べる害虫は、成虫になると衣類は食べませんが、衣類に卵を産み付けます。
このもしかして付いているかもしれない害虫の卵を殺してしまうために、アイロンで熱をかけることは効果があります。
圧縮袋はしっかりと封をする
脱酸素剤をいれて、酸素を除去しても封をしたところから空気が入ってきては効果がありません。
圧縮袋に空気が入って虫がふ化したり、カビが発芽したりしないようにしっかりと封をしましょう。
また、チャック・ファスナーなど金属部分を外に出して圧縮すると、袋に小さな穴が開いて空気が入ることがあるので、チャック・ファスナーは内側に折りたたむようにして圧縮袋に入れるようにしましょう。
まとめ
- 圧縮袋に防虫剤はいりません
- 脱酸素剤を入れると害虫、ダニ、カビに効果的に働く
- 圧縮袋に入れる前によく洗って汚れを落とす
- 圧縮袋に入れる前によく乾燥させる
- 圧縮袋に入れる前にアイロンをかける
- 圧縮袋はしっかり封をする
最後までお読みいただきありがとうございました。
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