新型コロナウイルス対策に飛行機・新幹線はどの座席?通勤電車では?

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新型コロナウイルス対策に飛行機の座席はどこに座る?

2020年2月2日現在、中国における新型コロナウイルス感染者数は17,205人、

亡くなった方は361人。

2003年に流行した新型肺炎「SARS」を上回る勢いで拡がってきています。

一方で、日本で感染が確認された人は20人。

こちらもじわじわと拡がってきており、予断を許さない状況になってきています。

 

この記事ではこのような状況の中、出張ややむを得ぬ用事で飛行機や新幹線に乗る方が、どの座席に座れば新型コロナウイルスにかかりにくいのかを紹介しています。

 

【追記】

2月20日のヤフーニュースで、通勤電車ではどの位置にいると感染確率が低くなるのかを紹介していたので追記しています。

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飛行機や新幹線、特に飛行機では同じ客同士が数時間を密室の中で過ごすことになります。

その時、あなたが座る席によって

ウイルスに感染しやすい場所なのか、感染しにくい場所なのかが変わるのです。

今後も新型コロナウイルスの感染者は増え続けていくことを考えると、どの席に座れば感染する確率が減るのかを知ることは重要な知識となるに違いありません。

 

結論から申し上げると、

  • 飛行機・新幹線では通路側の座席を避ける
  • そのエリア(飛行機のクラス、新幹線の車両)の最後列に座る
  • 最後列でもトイレのそばは避ける

ことが一番ウイルスに接触する確率が低くなります。

 

できるだけ、そのような座席を予約するようにしましょう。

コロナウイルス対策は通路側に座らない

通路側座席がウイルス感染の確率が高いのはなぜ?

アリゾナ大学の微生物生態学者ジェルバ氏が学術誌『米国科学アカデミー紀要 (PNAS)』に、実際に飛行機内で調べた研究結果を報告しています。

アメリカ大陸横断路線のエコノミークラスの飛行機10機の乗客1540人と乗務員41人全員について、

  • 席を離れた回数
  • 離れていた時間

などを調べ、そのデータからウイルス感染のシミュレーションを行いました。

 

調査結果は、

  • 一度も席を離れなかった乗客が全体の38%
  • 一度だけ席を離れた乗客が38%
  • 残り24%が2度以上席を離れた
  • 一番ひんぱんに席を離れたのは通路側の乗客
  • 次に真ん中の席の客
  • 一番席を離れなかったのは窓側の座席の乗客
  • 通路側の乗客が他の乗客と接触する頻度は窓側の乗客の5倍以上

となりました。

 

これらの結果をもとにウイルスの飛散状況をシミュレートしたところ、

通路側に座る乗客のウイルス感染のリスクは非常に高い

ということが分かりました。

 

また、

通路側の席の乗客が席を離れる時だけではなく、

他の乗客がトイレなどで通路を歩く時に、

体を支えるために通路側の座席に手をついて移動することでも感染のリスクは高まります。

 

飛行機や新幹線に限りませんが、トイレはひんぱんに人が出入りする場所です。

しかも必ずしも手入れが行き届いているとも限りません。

そのため、トイレの中はウイルスや大腸菌などの細菌が多く存在している場所でもあります。

 

そのトイレに入った乗客が通路側の座席に手を突きながら通路を歩けばウイルスの感染確率も大幅に上がると考えられるでしょう。

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最後列座席がウイルス感染の確率が低いのはなぜ?

エボラウイルスなど超危険なウイルスなどのバイオハザード研究での世界トップは、米国疾病管理予防センター(CDC)です。

 

この米国疾病管理予防センターとWHOは、

飛沫感染する疾病について

感染者の席から2列以内にいる乗客が最も感染する危険性が高い

と述べています。

 

これは、

ウイルス自体はすごく小さなものですが、

インフルエンザや今回の新型コロナウイルスなど飛沫感染する病気は、主に感染者の唾液や粘液によって拡散されます。

その大きさはウイルスに比べて非常に大きく、1m以上飛ぶことはほとんどありません。

 

したがって、

最後尾の席に座れば、後ろから飛沫が飛んでくることはないため、それだけ感染するリスクが下がることになります。

 

ただし、最後尾の席であってもトイレに近い席であれば人の移動や出入りが多く、それだけ感染のリスクが高まります。

トイレからなるべく離れた最後尾の席がよいでしょう。

 

飛行機・新幹線に乗る時・降りる時も注意!

飛行機の乗り降り時もウイルス感染に注意

感染の危険性があるのは、飛行機や新幹線の中だけではありません。

空港では飛行機に乗り降りする時、搭乗ゲートで待っている時、税関を通る時なども感染の危険性はあります。

新幹線では駅のプラットホームで待っている時などですね。

人のたくさん集まるところでは注意しましょう。

 

コチラの記事では、除菌CMでおなじみのクレベリンやプラズマクラスターイオンについて記載しています。

https://kurasiouen.net/health/cleverin/

ただし、クレベリンは航空機内には持ち込めません!

水分と反応すると機材を腐食させる可能性があるので、航空法で禁止されています。

⇩胸ポケットに差すタイプのクレベリン⇩など使用できませんのでご注意ください

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通勤電車ではどの位置が感染リスクが少ないの?

飛行機や新幹線にほとんど乗らない方でも通勤や買い物に電車を利用する方は多いのではないでしょうか。

新型コロナウイルスはエアロゾル感染もあり得るとの報告もあります。

では、

電車に乗った場合、どの位置がコロナウイルスの感染リスクが一番低いのでしょうか?

 

京都工芸繊維大学の山川勝史准教授が検証をしています。

エアロゾルとしてウイルスが空気中に浮かんでいる場合、電車内では天井にある空調によってウイルスは運ばれ、拡散されます。

そこで、

一番危ないのはヒトが密集するドア付近

です。

ウイルスを含んだエアロゾルは通常、空調の風に乗って下へ下へと流れます。

しかし、ヒトが密集するドア付近では隙間がないために乗客の頭近くでウイルスが滞留してしまうのです。

その結果、

ウイルスが鼻や目に触れて、感染するリスクが高まります。

 

逆に、

一番安全なのは座席に座った状態

です。

立っている乗客の頭近くに漂っていたウイルスを含むエアロゾルは、やがて座っている人と立っている人の間のスペースに落下します。

座席付近は、ドア付近に比べてヒトの密集度が低くて人に触れる確率が低く、特に座っている人の周りはウイルスが最も減少しているそうです。

 

通勤時の感染を防ぐには、出来るだけ座席に座るか、座席に近い場所に立つようにするのがよいようです。

 

飛沫感染時の飛沫の大きさは、少なくても直径5ミクロンほどです。

ウイルス自体をほとんど通さないN95や、FFP2、DS2レベルのマスクでなくとも、PM2.5を防ぐレベルのマスクでも十分に対応できます。

 

十分な対策を施して、旅行・出張・出金・買い物に出かけましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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