もみの木が枯れる!まだ大丈夫な場合と致命的な場合の違いは

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もみの木が枯れそう!どうしたらいいの

 

せっかく購入した『本物のもみの木』

今年のクリスマスも飾ろうと思っているのになんかもみの木の様子が変!

こんな時は、ちょっと思い出すのが大変かもしれませんが、

  • こうなる前に何かしなかったか?
  • 天候で高温やじめじめが長く続かなかったか?

考えてみましょう。

 

もしかしたら、

もみの木の習性で葉が落ちてきているだけかもしれません。

しかし、

  • 樹が弱ってすぐに対策が必要な場合
  • 残念ですがもう手遅れな場合

などもありえます。

 

大丈夫な場合、手遅れな場合について

もみの木が枯れる原因と対処法、および予防法について具体的に紹介していきます。

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  • 外から室内に移したらどっと枯葉が落ちるようになった
  • 鉢が小さくなったので植替えし、しばらくたったら葉が落ちるようになった
  • ちょっとの間水やりを忘れたことがあり、その後葉が落ちるようになった
  • 何もしていないのに、下の方の葉からだんだん葉が落ちるようになった

 

このような場合は、もみの木が新しい環境に対応している場合が多いので大丈夫です。

 

もみの木は常緑樹で、クリスマスで使用されることでわかるように冬でも葉が青々としています。

そのため、葉が落ちると枯れてきたのかな?と心配になりますよね。

 

しかし、

常緑樹も、同じ葉っぱがずっと枝に付いているわけではありません。

古い葉を落としながら、新しい葉が育っているのです。

もみの木の若葉

木の先端の新しく芽吹いたところに新葉ができるのと同時に、古い葉を落としているのです。

 

もみの木は、マツ科・モミ属に属している木です。

高尾山に行くともみの木が密生しているところがあります。

その木の根付近にはもみの葉がたくさん積もっているのが分かると思います。

松林を歩いていても、松葉が落ちていますよね。

 

なにも思い当たることがない場合は、もみの木の成長に合わせた落葉と考えられます。

 

植替え後にもみの木が落葉するようになった場合

植替えは、

大きな植木鉢への植替えでも、

鉢から地植えへの植替えでも

もみの木の根はダメージを受けます。

 

そのため、地上部の葉も影響を受け一部葉を落とすこともあります

 

根が元気になれば、木の勢いも出てきますのでそれまで様子を見るようにしましょう。

肥料などは必要ありません。

かえって根を痛めることもあります。

樹木は草と違って影響が徐々にでてきます。

半年前の植替えが原因ということもあります。

 

また逆に、

植替えをしないために葉が落ちるということもあります。

鉢の中でサークリングといって根だけがとぐろを巻いたような状態になり土から栄養が摂れなくなっている状態です。

その場合には、もう一回り、二回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。

 

植替えた後にまた葉が落ちることもありますが、元気が戻るまでは肥料をやらずにそのままの状態で水やりのみ行うようにしましょう。

 

植替えせず地植えのように簡単に手入れでき、

しかも

地植えのように木が大きくなり手に負えなくなる

ということがない根域制限法という栽培法もあります。

根域制限法についての記事はコチラ

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2019-10-18 12:41

 

鉢植えの場所を移動したら落葉するようになった場合

鉢植えのもみの木に起こる症状ですね。

クリスマスの時期に外から室内にもみの木を入れたら葉がいっぱい落ちてきた、ということが多いです。

 

これももみの木が新しい環境に順応するための反応ですので、新しい環境に順応すると落ち着きます。

ただし、

もみの木はもともと寒い地域に生育する樹木です。

クリスマスの時期の室内の「暖かいが湿度が低く、日のあたらない環境」はもみの木の生育に適しません。

 

順応するのを待つよりも、

クリスマス前後の2~3日室内に置いたら、

すぐに元の場所に戻してあげるのが正解です。

 

庭に置く場合の注意点は

もみの木は、暑さに弱いので風通しの良いところ、直射日光が当たりすぎないところに置きましょう。

具体的には、西日が当たらないような家の東側、北東側の風通しの良いところです。

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水やりをちょっとの間忘れていた後落葉するようになった場合

これも鉢植えのもみの木によく起こることです。

もみの木は乾燥を嫌う樹木です。

 

地植えであれば特に水をやらなくても、雨水だけで大丈夫です。

夏の暑い日が続くような日のみ水やりをすれば十分です。

 

しかし、鉢植えではそうはいきません。

 

特に夏場、水やりを忘れて乾燥した状態が続くと致命的になりかねません

 

後から気付いて水やりを開始したがもう手遅れ、

という状態になっていることもあり得ます。

 

こうなると徐々に枯れていき、手の施しようはありません。

その影響は、半年後に、長い時には1年後に出る場合もあります。

 

夏場の鉢植えの水切れには十分に注意をしましょう。

もみの木の夏場の水やりに注意

 

もみの木が本当に枯れたかも?という場合

もみの木が枯れる一番多い原因は水やり不足ですが、病害虫により枯れる場合もあります。

 

その症状と枯れた場合の対処法を見ていきましょう。

 

一つは、『疫苗病』

葉の先や梢の方の新葉から黒くなって枯れてきます

 

もう一つは、『すそ腐病』

木の根元の樹皮が腐ってくる病気です。

 

どちらも種類は違いますがカビが原因です。

カビが原因なので梅雨の時期、秋の長雨の時期のあとに発生することが多いのが特徴です。

 

「疫苗病」は、雨とともに空中をただよう疫苗病を起こすカビの胞子がもみの木に付着することで起こります。

 

「すそ腐病」は水やりの時、幹に跳ね返った水の中にすそ腐病を起こすカビの胞子が紛れ込んで起こることがあります。

 

これらの病気は急速に広まり、薬剤も効きません。

 

他の植物にうつる可能性もあるので、もみの木が枯れた後の対処が必要になってきます。

 

対処法としては、もみの木周辺の土の処分、およびその周りの土の殺菌となります。

これは原因となったカビの胞子を広めないためですね。

 

鉢植えの場合は、鉢も含めて処分すればOKです。

 

地植えの場合には、もみの木の周りの土を袋に詰め、各自治体の処分法に従って処分します。

残ったもみの木周りの土は

  • アリエッティ水和剤
  • フロンサイド粉剤
  • サンボルドー

などの殺菌剤を土に散布して殺菌しましょう。

殺虫剤ではなく、殺菌剤ですよ!

注意書きをよく読んでご使用ください。

 

これらの原因となるカビの胞子は空中をただよっているので予防は難しいです。

 

毎年本物のもみの木でクリスマスを飾れるよう大切に育ててくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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