犬の前立腺肥大サプリメント ノコギリヤシやミツバチ花粉は効くの?

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うちの愛犬が「前立腺肥大」になってしまった。

最近うちのワンちゃんが、

  • 何度もおしっこに行くようになったが、いつも量が少ない
  • うんちが細かったり、きばってもなかなか出てこない

というような前立腺肥大で起こる症状がでている。

 

このような時に病院では、

前立腺肥大の薬を処方したり、

治療のため去勢手術をすすめられたりしますが、

なんとか自宅で良い方向へ持っていけないかと前立腺肥大のサプリメントを探す方もいらっしゃいます。

 

コチラの記事では、犬の前立腺肥大サプリメントとしてよく出てくる

「ノコギリヤシ配合のサプリメント」

「ミツバチ花粉配合のサプリメント」

「その他のサプリメント」

についてどのような作用で前立腺肥大に有効なのか?調べてみました。

犬の前立腺肥大サプリメントはどれがいい?

 

ノコギリヤシ配合サプリメント

ノコギリヤシは、人間の男性用の泌尿器関連トラブルに関するサプリメントにも使われているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

  • 夜中に何度も起きてしまう
  • キレと勢いが気になる
  • 移動中ソワソワする
  • スッキリしない

という方にすすめるサプリに入っており、テレビでもよく見かけますね。

 

前立腺肥大の原因は、ホルモンバランスの乱れと言われています。

ノコギリヤシは、これから述べますが、ホルモンに作用します。

また、

犬のホルモンは、人間のホルモンと同じものが分泌されていると言われています。

したがって、人間に泌尿器トラブルによいノコギリヤシは、犬にも良いと言えるでしょう。

 

ノコギリヤシの前立腺への働き

ノコギリヤシの前立腺に対する有効成分は、遊離脂肪酸、脂肪酸エステル、ステロール類など油に溶ける物質です。

その働きは、医薬基盤・健康・栄養研究所の研究によると

  • 抗男性ホルモン作用
  • 抗エストロゲン作用
  • 抗炎症作用

になります。

 

抗男性ホルモン作用

ノコギリヤシの有効成分は、前立腺が男性ホルモンを受け取ることをジャマしたり、男性ホルモンを変化させる酵素の働きをジャマします。

このことによって、前立腺にステロイド類がたまることを抑え、前立腺肥大を軽減させます。

 

抗エストロゲン作用

エストロゲンは女性ホルモンです。

薬として使用される抗エストロゲン薬は、前立腺基質細胞の増殖を抑える働きがあります。

ノコギリヤシの有効成分の中にも、この抗エストロゲンの働きをするものがあることが報告されています。

 

抗炎症作用

ノコギリヤシの有効成分の中には、炎症を抑える働きがあるものがあることが分かっています。

 

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おすすめ犬用前立腺肥大サプリメント(ノコギリヤシ)

ワンちゃん用ですが、人も使用できるしっかりと作られたサプリメントです。

形状

  • カプセル

有効成分

  • ノコギリヤシ(果実をフレッシュフリーズドライ)

与える目安

  • 1日2回、カプセルから出してそのまま、もしくはフードに混ぜて
  • 1回の使用量(体重別)
  •  ~10㎏ 1/3カプセル
  • 11~20㎏ 0.5カプセル
  • 21~35㎏ 0.5~1カプセル
  • 36~45㎏ 1~1.5カプセル
  • 46㎏~  1~2カプセル

 

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ミツバチ花粉配合サプリメント

動物病院で、前立腺肥大と診断されたとき処方される薬は、ヒト用には承認されていない「ウロエース」という薬になります。

この薬は、ちょっと訳ありで、ワンちゃんで副作用による死亡が数例確認されています。

 

一方、人の前立腺肥大症や前立腺炎の治療薬として使用される薬に「セルニルトン」という薬があります。

この薬、じつは花粉から抽出されているのです。

 

花粉に豊富に含まれる亜鉛が免疫力を強化し、

  • 風邪がひきにくくなる
  • 免疫力の指標である白血球数が増加する

という報告もあります。

 

このような効果のある花粉ですが、その中でもミツバチ花粉は、絶妙なバランスでビタミン、ミネラルを含んでおり、「天然のマルチビタミン・ミネラルサプリメント」とも呼ばれています。

 

具体的には、

96種類以上の成分が含まれており、16種類のビタミン、27種類のミネラル、18種類の酵素、22種類のアミノ酸、その他にも核酸・抗菌性物質・植物ホルモン・各種生理活性物質など、生命維持に関わる貴重な成分を充分かつバランス良く含んでいます。

「スーパーフード」、「パーフェクトフード」ともいわれる所以です。

 

おすすめ犬用前立腺肥大サプリメント(ミツバチ花粉)

ミツバチ花粉に、プロポリスやロイヤルゼリーも配合されたサプリメントです。

人間用の前立腺肥大・前立腺炎の治療薬の原材料となる花粉が入っています。

形状

  • 粉末

有効成分

  • ミツバチ花粉(プロポリス、ロイヤルゼリー配合)

与える目安

  • 1日2回、フードに混ぜて
  • 1日の使用量
  • 小型犬 添付スプーン1.5杯(約2g)
  • 中型犬 添付スプーン3杯(約4g)
  • 大型犬 添付スプーン4.5杯(約6g)

 

【旧シーポランマックス】犬猫用サプリメント みつばちパワー元気150g 蜜蜂花粉…

 

その他前立腺肥大サプリメント

ワンちゃん用の前立腺肥大サプリメントを調べてみると、ほとんどのサプリが「ノコギリヤシ」か、「ミツバチ花粉」を含むものでした。

しかし、ごく一部に「パンプキンシード」を含むものもあったので紹介いたします。

 

パンプキンシードは、西洋カボチャの種です。

ヨーロッパでは、古くから排尿障害や前立腺肥大に伴う障害の予防や治療に用いられてきました。

ドイツでは、過敏膀胱や初期の前立腺肥大症の治療薬としても用いられています。

 

パンプキンシードには、ビタミンA・Eなどのビタミン類や、亜鉛などのミネラル類、ポリフェノールの一種であるロズマリン酸などの栄養素が豊富に含まれています。

 

パンプキンシードを含む犬用サプリメントはコチラ

ANIMAL Essentials(アニマルエッセンシャルズ) グリーンミックス…

グリーンミックスは、フラックスシードに、パードックの根やパンプキンシードを配合したサプリメントです。

フラックスシートと聞くと、耳慣れませんが、これは今健康食品(油)として話題の亜麻仁油のことです。

パードックの根とは、食物繊維が豊富なゴボウのことです。

高齢犬には、ピッタリのサプリメントと言えるでしょう。

 

犬の前立腺肥大の原因・症状・治療法

コチラの記事は、前立腺肥大サプリメントに関して記載していますが、犬の前立腺肥大について、かいつまんでお話しします。

 

犬の前立腺肥大の原因

オスのワンちゃんの精巣から分泌される男性ホルモンと女性ホルモンの量がアンバランスになることによって起こると言われています。

上記のような良性の肥大の他に、腫瘍性によるもの、細菌性によるものなどがあります。

 

犬の前立腺肥大の症状

初期は無症状のことが多いですが、徐々に前立腺が肥大すると周囲の臓器を圧迫していろいろな症状が出てきます。

尿道が狭くなると、おしっこが出にくくなり、何度もトイレに行くようになるが、量はあまり出ません。

直腸を圧迫すると、細いうんちが出るようになったり、排便困難や便が出ないのにいきんだりするようになります。

 

犬の前立腺肥大の診断

直腸からの指診、レントゲン、エコー(超音波)検査などでわかります。

腫瘍性か、細菌性のものかの識別検査も行われます。

 

犬の前立腺肥大の治療

ヒトの前立腺肥大症では、前立腺に働きかける薬を投与したり、尿道を拡げる手術をしたりしますが、犬の場合はいきなり去勢手術で精巣を除去し、性ホルモンの刺激を断つという治療を行うことが多いです。

その後、内科的な療法(ホルモン剤の投与など)に移ります。

場合によっては前立腺の摘出が必要になることもありますが、去勢手術で治ることが多いようです。

 

犬の前立腺肥大の治療法は?

 

普段言われない犬の去勢のメリット・デメリット

犬の去勢のメリット

  • 発情に対してのストレスが軽減する
  • 特定の疾患の予防(前立腺肥大、前立腺腫瘍、会陰ヘルニアなど)、肛門嚢炎、糖尿病などにかかる確率が減る
  • ボスとしてのふるまいが緩和される(攻撃的な性格が温和に)
  • マーキングが減少する
  • 望まない繁殖が避けられる

手術時間は1時間ほど。

費用は約15,000円程度。

時期は、生殖能力が完成する前の生後6カ月をめどに行うのがベストと言われている。

犬の去勢のデメリット

  • 肉体的・精神的なストレスがたまることも
  • ヒステリックな性格になることも
  • 骨肉腫や甲状腺機能低下などの病気の確率が上がる
  • ホルモンバランスの崩れによる肥満になりやすい
  • 犬の年齢、既往症によっては全身麻酔のリスクも
  • 繁殖ができなくなる

 

獣医師によっては、去勢のデメリットは肥満になりやすいということだけを言う医師もいらっしゃいます。

 

しかし、一方で

犬の避妊・去勢は、ホルモン分泌の一部が断たれることから、いわゆる「更年期障害」に似たような症状

  • 脱毛
  • 皮膚病(毛並み不良含む)
  • 尿失禁
  • 記憶障害
  • 癌にかかりやすくなる
  • 性格が穏やかになるのではなく、やる気のない犬になる

などが起こると言っている方もいらっしゃいます。

 

大切なワンちゃんですから、去勢するにしても、しないにしても納得がいくまで病院で相談してみましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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