赤ちゃん乳幼児の熱中症予防に室内温度・車内温度で注意すること

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赤ちゃんや乳幼児は、大人と比べて部屋の中や車の中でも熱中症にかかりやすいものです。

これは、赤ちゃんや乳幼児は体温を調節する機能が、まだまだ未熟だからですね。

なので、

ママやパパも暑さでボー――ッとしている時、

ちょっとした油断が、熱中症への引き金になってしまいます。

 

こちらの記事では

  • 赤ちゃん・乳幼児が暑さに弱いのはなぜ?
  • 赤ちゃんがお部屋にいる時の室温・湿度などの環境
  • 赤ちゃん・乳幼児が車で移動するときの注意点

について書いています。

赤ちゃんの熱中症予防

 

ヒトは暑いと、汗をかくことで体温を調節します。

汗が蒸発することで、体温を奪ってくれるからです。

 

その汗は汗腺から出るのですが、汗腺は3種類あります。

そのうち、体温調節に関係している汗腺は、エクリン汗腺と言います。

 

じつは、このエクリン汗腺の数は大人も赤ちゃんも変わりありません。

違うのは、実際に汗を出す働きをしている汗腺(能動汗腺)の数です。

 

赤ちゃんは、実際に汗を出しているエクリン汗腺の数が少ないのです。

2歳半くらいで、ようやく大人と同じくらいの数になります。

それまでの期間は、汗をかくことでの体温調節が苦手なのですね。

 

また、

赤ちゃんや乳幼児は、まだ体が小さいことから

熱しやすく、冷めやすい

という特徴もあります。

 

ですから、

赤ちゃんや乳幼児は、暑い時に

汗をかいて体を冷やす機能が未発達で、

とても体が熱くなりやすい

ということを、まずは理解しておきましょう。

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赤ちゃんがお部屋にいる時の室温・湿度などの環境

赤ちゃんの夏の

  • 最適温度は、26~28℃
  • 最適湿度は、40~60%

と言われています。

*東京都福祉保健局の指針では、夏は外気温の4~5℃低めとなっています

 

まだ一人では何もできない汗腺がまだ未発達で、熱しやすく冷めやすい赤ちゃんにとって、室温や部屋の湿度を調節してあげるママやパパは大切な存在です。

赤ちゃんや乳幼児が熱中症にかからないよう環境を整えてあげましょう。

 

エアコンと扇風機(サーキュレーター)を上手に使おう

熱しやすく冷めやすい赤ちゃんの体に、直接エアコンの冷気をあてるのはよくありません。

エアコンの冷気は床にこもるので、扇風機やサーキュレーターで、部屋の中の空気をかき混ぜるようにしましょう。

赤ちゃんにではなく、壁に向かって風を送る感じですね。

 

その日の天候に合わせて、エアコンは冷房と除湿を使い分けましょう。

むしむしするけれども、それほど暑くないときにはドライにするとかですね。

逆に、とても乾燥している時には加湿器の出番かもしれません。

熱中症予防にエアコンを使う時には

赤ちゃんや乳幼児が暑がっている時とは

  • 髪の毛がべっとりと張り付いている
  • からだ全体が熱く、顔が真っ赤
  • 呼吸がいつもより早い
  • ぐったりしている
  • おしっこの量や回数が少ない

こんな時には注意しましょう。

 

温湿度計で赤ちゃんの今の環境を確認しよう

同じ部屋にママ・パパと赤ちゃんがいても、エアコンの場所、空気の通り具合、日の当たり具合などによって感じる温度が異なってきます。

赤ちゃんにとって快適な環境になっているかどうかは、赤ちゃんがいるその場所に温湿度計を置いておくことで一番わかります。

その数値を見ながらこまめにエアコンの設定やサーキュレーターの位置などを調整していきましょう。

 

温湿度計には、デジタルのこんなものがあります。

*冬にはインフルエンザ注意報も出ますよ

 

でも、もし金額的に余裕があるのなら、クラオがおすすめしたいのはコチラです。

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熱中症になりやすさの要因として上の温湿度計では、温度と湿度のみ測定しています。

しかし、

実際には、それにプラスして輻射熱(直射日光や照り返しなどの熱)の要因も大きいのです。

この3つの要因を総合的に判断してくれるのが、この熱中症計(WBGT計)です。

お部屋の中だけでなく、

  • 移動中の車の中
  • ベビーカーの中

の環境状態も一目でわかるので、もし余裕があるのならこちらを赤ちゃんのそばに置いてあげてください。

 

夏の赤ちゃんに寝心地のよい寝具は?

赤ちゃんの寝心地がよいようにと、夏の暑い日にもかかわらずフワフワのマットに寝せている方もおられるかもしれません。

でも、これ汗がこもって、あせもの原因になるんですね。

 

寝ゴザや、イグサマットなど通気性の高いシートに寝せると赤ちゃんも気持ちよさそうにぐっすり眠れますよ。

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赤ちゃんを車に乗せる時の熱中症予防対策は?

ちょっと近所に買い物に出かける時、

帰省で長距離、赤ちゃんを車に乗せる時、

どんなことに注意すればよいのでしょうか?

 

車の中は閉ざされた空間で、それほど広くないのでどの場所にいても環境は変わらないのでは、と安易に考えてませんか?

どの座席にベビーシートを設置するかによって

  • 日差しの当たり方
  • エアコンの効き具合

も変わります。

ベビーシート設置場所により暑さが変わる

直射日光の当たる場所にベビーシートを設置していないか?

前の座席はクーラーが効いて気持ちよいが、後ろの座席はクーラーがあまり効いてなくて暑い、ということもあります。

もし、出来るのなら状況に応じてベビーシートの設置場所を変えてみてはいかがでしょうか。

例えば

主に車で向かう方角が決まっている場合

北に向かう時

  • 午前中は助手席や助手席の後ろ、午後は運転席の後ろ

南に向かう時

  • 午前中は運転席の後ろ、午後は助手席の後ろ

東に向かう時

  • 助手席や助手席の後ろ

西に向かう時

  • 運転席の後ろ

が比較的日差しが浴びにくい場所(輻射熱が届きにくい場所)になります。

 

また、

  • 出掛ける前にベビーシートを保冷剤で冷やしておく(そのまま使い続けるのはNG)
  • 途中途中で、水分補給を十分に行う
  • 1時間~1時間半に1度は休憩を取り、外の空気を吸う
  • 駐車場に止める時は、ベビーシートに日が当たらないように

など気を付けるとよいでしょう。

 

もちろん、車内に赤ちゃんを置いたままちょっと買い物なんてダメですよ!

車内温度は、5分で5℃、10分で10℃以上上昇してしまいます!

 

それでは、赤ちゃんが今日も笑顔を見せてくれるように頑張りましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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